ネオンテトラとエサやりについて（上手にエサを与えるために！）

�@ネオンテトラに適したエサ

ネオンテトラは小型の熱帯魚です。はっきり言って、同居魚に強い魚がいるとエサを食べるのもネオンテトラは苦労してしまうでしょう。ネオンテトラの相性で例を上げているような熱帯魚ならそれなりに大丈夫ですが、やはりネオンテトラが水槽の上層部で食べられるようなエサを与えるのがいいと思います。

　
しかし、フレークフード（ヒラヒラして薄い紙のようなエサ）ではネオンテトラにはやや大きすぎます。粒上の小さなもので、すぐには底に沈んでいかないものを与えることをオススメします。

�A適量のエサをあたえるには？

よく熱帯魚の飼育本でエサを与えるときに、〜分程度で食べつくす量という説明を見かけます。これって初心者の方には非常にわかりづらいですよね＾＾；

ネオンテトラに限らず、熱帯魚飼育で餌の量は非常に重要です。多すぎれば水質の急激な悪化を招き、少なすぎれば全ての魚にいきわたらないことになります。

ではどうすれば、よいのでしょうか？

私がオススメする餌は前述のとおり粒状の餌です。これを「耳掻き」を使い少しずつ与えていきましょう。耳掻きですくって与えれば、一度に多く与えることができないので水槽の様子を見ながら、エサを与えることができます。粒状のエサが何個か水槽の底に落ちるくらいでちょうどいいでしょう。

�Bネオンテトラ以外の同居魚のために

おそらく大抵の方は、ネオンテトラ以外の熱帯魚も飼育していることでしょう。

どうしてもネオンテトラ以外の熱帯魚を意識してエサを与えると、ネオンテトラは太ってしまいます。もちろん太るとあまり健康上よくありません。

そこで、同居魚のために別の餌も用意しておきましょう。

特にネオンテトラと混泳させることが多いコリドラスや小型のプレコ、エビ、オトシンクルスには、コリドラス用もしくはプレコ用の餌（固形状の底に沈むタイプのもの）を与えるのが良いと思います。

そのほか、小型のカラシン（テトラ）やラスボラなどはネオンテトラと餌の面でも共存できるので、特に意識する必要はないと思います。

�C繁殖を狙いたい方

ネオンテトラの繁殖を狙いたい方もいるかと思います。小型魚の繁殖を狙うために栄養のバランス的にいいのがブラインシュリンプという餌です。通常このブラインシュリンプは卵の状態から孵化させて与えなければならないため、初心者には手間です。

但し、若干普通の餌より高いですが、このブラインシュリンプを加工した餌が各社から販売されています。それを使えば良いかと思います。

※補足です。

普通の餌でも繁殖は狙えます。栄養面で優れているのがブラインシュリンプです。

栄養が充分で成熟したネオンテトラが雌雄揃っていれば当然、卵を産むのです。

�D無給餌飼育

あまりオススメできませんが、熱帯魚を長くそして美しく飼うための一つの方法と考えてください。それは無給餌（餌を与えない）飼育です。

水槽をセットして時間が経過すると、眼に見えるレベルで微生物が発生してきます。

水槽内で飼育する熱帯魚の数と飼育する熱帯魚の種類によっては発生した微生物を食べることで、無給餌飼育が可能です。この無給餌飼育で育てた熱帯魚は大抵の場合で色彩が美しくなります。とはいえ管理は難しく、無給餌飼育のつもりで飼育している無責任な飼い主も実に多いです。

水槽の維持や水草育成がある程度のレベルでできないと結局、死ぬのを早くするだけとなってしまいますので、少なくても水草の育成についてそこそこ自信を持てるまでしないほうが良いでしょう。

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次回はネオンテトラの相性　ネオンテトラの混泳についてです。

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